年収アップ

仕事のピラミッドを理解しよう!非正規社員からのキャリアのつくり方

仕事の役割ピラミッド

wami career代表の、Wamiです。

これまでたくさんの方の転職相談をしてきました。そこでよく聞かれることは、「会社員として年収アップするためにどうしたら良いか?」ということです。

答えはとてもシンプルです。

仕事の役割を増やしていくことです。まずは、仕事の役割ピラミッドについてお話しますね。

仕事には7つのレベルがあると考えます。ピラミッドにすると分かりやすいのですが、数字が大きくなればなるほど、スキルが必要になり難易度が上がっていき、それに従事する人も少なくなり、年収は上がっていきます。

仕事の役割ピラミッド

転職を目指すなら

当初このピラミッドは、あくまでも事務職に特化したものとして公開しましたが、様々な職種の方とセッションを行なっていく中で、職種に限らず大凡当てはまるものであることがわかりました。

もちろん、職種によってはピラミッドの見方が異なる場合があります。例えば企画職のようなプロジェクトをメインに行なっている方の場合は、1から徐々に役割を増やしていくというよりは、プロジェクトをしながらすでに1〜4をこなしているイメージです。

まずはこのピラミッドを見ながら、今自分がどの位置にいるか?を考えてみましょう。

目安として、転職を考えるならば最低でも4、できれば5の位置を目指してください。4は、仕事の進め方を工夫してミスなく効率的に進めること。改善も自分だけではなく周囲に影響があるものならミニプロジェクトとしてプロジェクトとを立ち上げればもう5の位置に到達です!

 

派遣社員だった理由

私はもともと非正規社員でした。その頃の私は、言われたことすらもできず、そのできない理由を探ることもせず、毎日のようにミスを叱られては落ち込み、次第に上司が嫌いになるというダメダメ社員でした。

言われたことすらもできない状況でしたが、日々勃発する問題に対応する必要がありましたが、ベースとなる「言われたことを言われた通りにする」「日常業務を一通りこなす」ことができていなかったので、問題を解決するどころか、逆に問題を作り出し、ニューヨークにいるセールスにこっぴどく叱られたり、上司に「この子は大丈夫か?」と呆れられたこともあります。

同じ頃に入社した同僚は、入社1年で正社員となるのですが、彼女と私の違いは歴然でした。彼女は「言われたことを言われた通りにする」「日常業務を一通りこなす」ことがきちんとできていたのです。

この2つをするには、1.上司からの指示を理解し、2.日常業務に必要な知識を蓄え、3.ミスがないよう細心の注意を払うことが必要なのですが、そんなこともできなかったのですから、私が派遣社員だった理由は明白です。

 

年収アップに必要なこと

もし会社員として年収アップを望むならば、まずはこのピラミッドのどこにいるのかをしっかり認識する必要があります。

もう一度ピラミッドを見てみましょう。

仕事の役割ピラミッド

1は非正規社員でもできる仕事です。正社員として年収アップを目指すならば、1を高速でマスターして2以上で実績を積み重ねながら、3、4へとステップアップしてみてください。

1も2もできなかった私が、年収を数倍に増やすことができたのは、最終的には7へ到達できたからです。

そして、転職をする度にピラミッドの底辺からのスタートになるのですが、試用期間中に1〜5(人によっては1〜6)を高速でマスターしていくのです。

そうしていると新しいチャンスに恵まれ、ピラミッドの底辺から高速で1〜5をマスターする。それを繰り返すことで年収アップを叶えてきました。

 

上司が部下に欲しい人材とは?

私は10年チーム運営をしてきました。その中でこのピラミッドの存在に気がつきました。

チームを運営する側としては、レベルの差はあれど一歩ずつでいいから着実に5まで上がってきて欲しいのです。けれど人によってはピラミッドの真ん中辺りで留まったり、もっと上にいけるチャンスがあるのにそれに気付かなかったり、中にはピラミッドの一番下にいるにも関わらずいきなり真ん中あたりにジャンプしたいと訴える人もいました。

多くの人はこのピラミッドの存在に気が付かないまま、キャリアに悩み、少ないお給料や理解してくれない上司に不満を持ちながら日々を過ごしていきます。とても勿体無いことです。

年収アップのためには、まずは現在地をしっかり把握し、もう一つ上の段階に行くために何をしたら良いのかを考え行動してみてください。2〜3ヶ月で結果が出てくるはずです。

 

【TEXT:Wami