Wami Careerでは都内勤務を希望される方限定に転職サポートを行なっていますが、海外志向の方が多く、将来は海外で働きたいという方や過去に海外で働いたことがある方もいらっしゃいます。また過去に行なっていた単発のキャリアセッションでは、海外転職を目指す方やすでに海外で働いていて同国内で転職をしたいという方からのご相談もありました。
私自身、留学や海外勤務などで3ヶ国に住んだことがあり、海外が大好きな上に、これまでのキャリアにおいて英語と海外は切っても切り離せない存在でした。
年収アップ診断のレポート作りをしてて思ったんだけど、バックオフィスで1500万円オーバーを目指すならばやっぱり外資系。
電話会議、プロジェクト、日々の仕事の8割位を英語でやるようなポジションね。
英語x専門スキルx管理職経験
この3つの軸が必要!
— Wami | オンライン転職サポート (@Wami_career) December 3, 2018
思えば20代の頃から海外で働いてみたいという思いはありました。当時勤務していた日系金融機関で海外勤務の話が出た時には心踊りました。(結局この話は流れてしまいましたが)
その後転職した外資系金融機関で転勤の話をいただいた時には本当に嬉しかったことを覚えています。
英語x海外xキャリア、これは私の人生の軸とも言えます。
会社員時代は、日本で勤務している間もずっと海外と関わる仕事をしてきました。だから、同じような軸を持っている方を見つけると話を聞いてみたくなります。
今回は海外xキャリアを軸に活躍されている方とお話することができました。
海外キャリアを切り開くRyotaさん
バンコク在住のRyotaさんです。
新卒で入社した会社を辞めてバンコクのコンサルティングファームに入社し、現在は人材紹介会社にてエージェントとしてお仕事をする傍、転職や海外キャリアについて発信をされています。
海外在住歴5年のRyotaさんに、海外キャリアについて色々とお話を伺いました。
海外で働くということ
30代でもたくさんの部下を持っていたり、APAC全体の会議をリードしたり、大きな仕事を任される人は多いですよね。私の上司も31歳でMDでしたし。海外では若くても昇進も早いですしチャンスはいっぱいありますよね。
Roytaさん日本にいらした時はコンサルではなかったんですよね?
海外転職を目指した理由
転職をしたのは27歳の時だったのですが、業界や職種にそもそも強い希望がなかったんですね。今思えば例えばWamiさんがやってる年収アップやキャリアを作るっていう意味ではしっかり軸を考えないといけなかったとは思うのですが、その時の僕の軸は若くして海外に出ることで20代は市場価値を上げたいという思いがあったんですね。これがファーストプライオリティでセカンドプライオリティは優秀な人たちと仕事がしたいという思いがあったんです。海外で優秀な人たちと働きたいという思いで転職活動をしていて、友人の紹介でコンサルに転職したんです。
市場価値を上げることにフォーカスとおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことを指していますか?
海外志向は学生時代から
ところで、トレーニーって入社するとみんながいけるものなのですか?
海外で必要なスキルセット
私は遠慮がちだったので、とにかく話せ!と言われました。同僚たちはいつも自身満々に話してたけど、実はたいしたこと言ってなかったりするんですよね。とにかく主張することが大事だなって学んだんですが、Ryotaさんはどう思います?
例えば実務経験があっても海外式にアジャストしていかないといけないし、逆にアジャストする力があると日本でやってきたことって活かせるんじゃないかなぁ。
海外勤務に必要な英語力
英語力上達に必要なこと
言葉は喋れなくても相手の心を掴んでいけば、ネィティブの言い回しをしなくても相手に伝わるんだなって思ったんです。それが英語を話す上でのストッパーを話すトリガーになりましたね。
2つ目が入社後のトレーニーです。その時も同じ状況で、英語を話すことに対するストッパーは外れていたけれどビジネスレベルではなかったんです。特にインドだったので、インド訛りの英語に慣れるのに苦労しました(笑)
最初はミーティングとかでも仲間外だったんですよね(涙)。あんまり相手にされていないような感じで。とにかく打席に立たなきゃそもそも英語を話す機会もないし仕事もできないなって思って。
例えばインド人って仕事中にチャイタイムっていうのが2回くらいあって、屋台に行くんですけど、とにかくそこに付いていって信頼構築と英語を話さざるをえない環境を作っていったんです。
そういう積極性が大事ですよね。結局話さないと始まらないですからね。
私もネイティブとか帰国子女の前で話すなんてできないわって思っていたけれど、話すことが大事で、ちょっとくらい文法が変でも自信満々に話すって大事ですよね
ビジネスの場では帰国子女もネイティブ並みの人もいっぱいいますからそういう人たちと競ったりしちゃだめですね。
特に非ネイティブの方々はそうですが、必ずしも発音や文法が正しくなくても、臆せず自信満々に話しますよね。この精神はやっぱり日本人に圧倒的に足りてない部分だと思います。例えば、文法だけなら意外と日本人の大学生の方が知ってるのでは、と思うこともあります。大学生まで勉強した基礎的な知識があるはずですから、そのベースが少しでもあればあとは単語帳を覚えるとかTOEICをとるよりも話すことのほうが大事なって思います。
今日はこいういうお話をするってことで考えていたことがあるんです。私には子供がいるんですけれど、3歳からバイリンガルなんです。子供なので文法とかぐちゃぐちゃなんですが、すごく自信を持って話すんです。自分が言いたいことを自分が知ってる単語で話すんですよね。私にもこの勇気があればもっと英語を上達したんじゃないかなって思いました。
打席に立つってシンプルですけれど、いいメッセージですよね。納得です!
海外転職の始め方
もっとイメージを膨らませるには職務経歴書を書いてキャリアの棚卸しをする、エージェントに登録して棚卸ししたキャリアを市場価値や需要的な観点からどういう状況なのかをエージェントと話して把握する。
その次のステップとして求人を見せてもらって、待遇や給与などもそうですし、どれくらい自分の希望とマッチしてるか、または乖離があるかを知ることですね。
今エージェントとして仕事されていますが、日本にいて海外で働きたいわって方もいらしゃるんですか?
今おっしゃったようなステップで本当に海外転職が叶うのかなって疑問があるんですけれど、海外転職って本当にできるものなのですか?
「心で感じる」「頭で考える」と二つの側面があると思うんですが、ことで、最後飛び出せるかどうかは心が踊るかどうかなんです。ここに関しては違うアプローチが必要だと思います。
僕の場合は、海外にバックパックに行ったり(笑)、出張に行ったりトレーニーに行ったり、アジアでやっていくというのは理屈抜きでやってみたいと思っていたんです。自分の感覚を確かめていく作業っていうのが必要なんですよ。社会人は時間がないですけれど、長期休暇で現地に足を運んで実際に働いている人の話を聞いたり、住環境とか食環境を体験してみるのがいいと思うんです。それが実現できないのであれば、身近に相談できる経験者がいればいいと思います。
私も海外出張や旅行に行くたびに海外いいな〜って思っていて、それは確認作業だったんだなって思います。
長期休暇などで暮らすように過ごしてみるのはいいですよね。結局海外転職は海外で生活することですから、そこでやっていけるかどうかの確認は大事ですよね
気がつけば1時間近く話していました。長くなったので、今日はここまでです。
実際海外で働いている方に、海外で働くということについて、生の声を聞くことができたのはとても貴重な機会でした。
20代の頃から主体的に動きながら日本を飛び出しキャリアを作っているなんて、格好良いですよね!
キャリアにおいても、英語学習においても、Ryotaさんがいうように『打席に立つ』ことの重要性を改めて感じました。そして打席に立つために見えないところでもバットを振り続けているんだろうなと想像します。
さて、次回は海外転職に関してお聞きしたことを、引き続きご紹介したいと思います。海外転職の求人や待遇に関することをお聞きしました。待遇面はとっても気になる部分であります。
海外転職に興味があるかたは是非Ryotaさんが運営しているメディアも参考にしてみてくださいね。
アジアで生きる人のための羅針盤メディア『Asia Career Labo』