黒坂宗久
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30代の転職 40代の転職 異業種転職 内資と外資 研究職からの転職 PhDのキャリアパス 個人活動の重要性
Contents
- 1 これまでのキャリアを教えてください。
- 2 研究職からコンサルへの転職というのはキャリアパスとして一般的なのでしょうか?
- 3 トムソンへの転職は、業界も職種も変えたキャリアシフトでしたが、研究職ではなくコンサルタントを選んだのはなぜですか?
- 4 ポスドク問題をよく耳にしますが、PhD取得者の転職事情について黒坂さんはどのように感じていますか?
- 5 30代で転職され、直近は2019年にも転職されていますが、30代、40代の転職それぞれでどのような違いを感じましたか?
- 6 本業の他に個人的な活動をされていますが、本業にどのような影響がありますか?
- 7 定期的に転職エージェントと話す機会を持つことのメリットを教えて下さい?
- 8 これから転職される方にメッセージをお願いします!
これまでのキャリアを教えてください。
博士号取得(免疫学専攻)後に米国国立がん研究所(NCI)に研究留学し、その後(独)産業技術総合研究所で研究に従事。その後、国内製薬企業(日本製薬/血漿分画製剤が主力)の創薬研究所の研究者として創薬研究、再生医療製品の導入・技術移転・治験準備(PMDA対応含む)に関わりました。
その後、前職米国企業クラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイター・プロフェッショナル)と現職の英国企業エバリュエートでは、ライフサイエンスバックグラウンドのあるコンサルタントとしてリサーチ/データソリューション畑でお客様(公官庁、大学、研究所、製薬企業、その他メーカーなど)とのディスカッションを通じて適切なデータやレポート提供をしております。
研究職からコンサルへの転職というのはキャリアパスとして一般的なのでしょうか?
恐らく一般的ではないキャリアパスだと思います。博士号を取得した研究者のキャリアパスとしては、アカデミアでの研究、製薬企業を含む企業研究者が主流であると思います。私の場合のコンサルタントは、いわゆる戦略系のコンサルタントとは違います。ライフサイエンスのバックグラウンドと製薬企業での業務経験を生かし、特に製薬企業を中心とした顧客の必要とする情報を提供する仕事をしていました。
トムソンへの転職は、業界も職種も変えたキャリアシフトでしたが、研究職ではなくコンサルタントを選んだのはなぜですか?
研究者として製薬企業に残るという選択肢もありましたが、転職を選択しました。海外からの導入製品を日本で臨床試験をするにあたり、治験統括医師(私からするとエンドユーザー)とのディスカッションを経験し、よりお客様(研究所から見た時の下流)に近い仕事をしたいと思う気持ちが転職のきっかけでした。
その転職では、トムソンでの仕事と外資系製薬企業のMSLのオファーを同時にもらいました。製薬企業での職も魅力的ではあったものの、トムソンでの仕事は大学、官公庁、製薬企業、メーカーと幅広い業界のお客様と相手をするトムソンを自分の幅を広げらると判断し、選択しました。
ポスドク問題をよく耳にしますが、PhD取得者の転職事情について黒坂さんはどのように感じていますか?
PhD取得者の転職市場としてバイオベンチャーへの転職が増えていて、待遇面でも以前に比較して改善してきていると、転職エージェントの知人から聞いています。また、PhD取得者の就職先は今後増えてくると予想されていますので、常にアンテナを張っておくことが転職をするにあたって大切になると思います。
30代で転職され、直近は2019年にも転職されていますが、30代、40代の転職それぞれでどのような違いを感じましたか?
30代と40代の転職の最も違う点は、転職エージェントを介した転職かどうかという点になります。30代で国内製薬企業からトムソン・ロイターへ転職した際には転職エージェントの紹介を受けてのものでした。
一方で、40代での現職への転職では転職エージェントを利用したものの、前職での知り合いからの誘い(リファラル)で転職しました。また、直近の転職では企業からの直接オファーもあったりと、個人としての発信(LinkedInなど)を見ている企業の多さを感じています。そのためしっかりとした準備をしておくことで、40代半ばでの転職も十分可能だと思っています。
本業の他に個人的な活動をされていますが、本業にどのような影響がありますか?
私はnoteやTwitterなどで情報発信をしていますし、自分の知りたい内容をよく知っている方に登壇頂く不定期のオンライン講座も開催しています。そうした活動の中で、普段の業務では知り合えないような方々と知り合い仕事に繋がったり、専門家の方の最新の知見を吸収できたりととても良い影響がると感じています。
また、自分の意見を発信することによって、自分の中の考えがクリアになりますし、発信に関連した新しい知識が増えるのも実感でき、そうした新しい知識は本業においても大いに役立っています。
定期的に転職エージェントと話す機会を持つことのメリットを教えて下さい?
大きく2つのメリットがあります。
1つ目は、今現在の自分自身の経験やスキルの棚卸ができること
2つ目は、転職市場における立ち位置が把握できること
自分のCVを定期的にアップデートすることで、自分の市場価値を理解できますし、その市場での自分の立ち位置を把握することができるとてもいい機会になると思います。
これから転職される方にメッセージをお願いします!
転職は準備が大切だと思っています。なぜ転職するのか、それが自分自身にどのような影響があるのかは必ず時間を取って考えておく必要があると思っています。そこがしっかりとしていると自分の中の色々な経験がストーリーとなって形になり、自分のことをしっかりと相手企業へ伝えらえると私の経験からも言えます。
この自分と向き合う過程の一部で色々と対話をしながら、より良い形にするお手伝いをしたいと思っています。
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